「通勤中の電車内でも静かに音楽を楽しみたい」「Web会議で相手の声をクリアに聞き取りたい」そんな悩みを抱えていませんか?最高級のノイズキャンセリングヘッドホンを求める方にとって、Sony WH-1000XM5は非常に魅力的な選択肢の一つです。
前モデルのWH-1000XM4から大幅にリニューアルされたこのモデルは、果たして期待に応える性能を持っているのでしょうか。実際に数ヶ月使用した経験をもとに、率直なレビューをお届けします。
Sony WH-1000XM5の商品概要

Sony WH-1000XM5は、2022年5月に発売されたソニーのフラッグシップノイズキャンセリングヘッドホンです。前モデルから大幅にデザインが変更され、より洗練された外観になりました。
基本スペック
- ドライバーユニット:30mm(前モデルは40mm)
- 再生周波数帯域:4Hz-40,000Hz(有線接続時)
- バッテリー持続時間:最大30時間(NCオン)
- 充電時間:約3.5時間(クイック充電:3分で3時間再生可能)
- 重量:約249g(前モデルより約5g軽量化)
- 対応コーデック:SBC、AAC、LDAC
- Bluetooth:5.2
主な特徴
- V1プロセッサーとデュアルノイズセンサーテクノロジー搭載
- 新設計の30mmドライバーユニット
- マルチポイント接続対応(2台同時接続)
- Speak-to-Chat機能
- アダプティブサウンドコントロール
- 360 Reality Audio対応
実際の使用感:5つのメリット
1. 圧倒的なノイズキャンセリング性能
WH-1000XM5の最大の魅力は、やはりそのノイズキャンセリング性能です。新開発のV1プロセッサーにより、低音域から中音域まで幅広い騒音を効果的にカットします。
電車内では、レール音やエンジン音がほぼ完全に消え、まるで無音室にいるような静寂を体験できます。オフィスでのエアコンの音や、カフェでの話し声なども驚くほど軽減され、集中して作業に取り組めます。
2. 自然で高音質なサウンド
新設計の30mmドライバーユニットにより、前モデルよりもさらにクリアで自然な音質を実現しています。特に中高音域の解像度が向上し、ボーカルが際立って聞こえます。
LDACコーデック対応により、ハイレゾ音源も高品質で楽しめます。クラシックからロック、ポップスまで、ジャンルを問わずバランスよく再生してくれるのが印象的です。
3. 軽量で長時間装着しても疲れにくい
約249gという軽量設計と、柔らかなイヤーパッドにより、長時間の装着でも疲労を感じにくくなっています。4時間を超える長距離フライトでも、耳や頭部への圧迫感が少なく快適でした。
ヘッドバンドのクッション性も向上し、頭頂部への負担も軽減されています。
4. 優秀なマルチポイント接続機能
スマートフォンとPC、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント機能が非常に便利です。PC作業中に電話がかかってきても、自動的に音声が切り替わり、スムーズに通話に移れます。
デバイス間の切り替えもスマートで、ストレスを感じることがありません。
5. 直感的なタッチ操作
右側のハウジング部分がタッチパネルになっており、音量調整や楽曲のスキップなどを直感的に操作できます。慣れるまで少し時間がかかりますが、一度覚えてしまえば非常に便利です。
手をかざすだけで一時的に音量を下げる「クイックアテンション」機能も日常的に重宝しています。
デメリット・注意点

1. 折りたたみができない構造
前モデルWH-1000XM4では可能だった折りたたみ機能が廃止されました。スタイリッシュなデザインの代償として、携帯性が若干犠牲になっています。
付属のケースも大きめなので、頻繁に持ち運ぶ方には不便に感じる場面があるかもしれません。
2. 価格の高さ
定価が5万円前後と、ヘッドホンとしてはかなり高価格帯の商品です。音質やノイズキャンセリング性能は確かに優秀ですが、コストパフォーマンスを重視する方には躊躇する価格設定です。
3. 通話品質に改善の余地
音楽再生やノイズキャンセリング性能は申し分ないものの、通話時の音質はやや物足りなさを感じます。特に風の強い屋外での通話では、相手に声が届きにくい場面がありました。
Web会議での使用では問題ありませんが、屋外での電話通話を頻繁にする方は注意が必要です。
他の商品との比較ポイント
Bose QuietComfort 45との比較
ノイズキャンセリング性能では互角ですが、音質面ではWH-1000XM5が優位です。一方、Boseの方が装着感の好みが分かれにくく、万人受けする印象があります。
Apple AirPods Max との比較
Apple製品との連携性ではAirPods Maxが優秀ですが、Android端末での使用やマルチポイント接続を考えると、WH-1000XM5の方が汎用性が高いです。
前モデル WH-1000XM4 との比較
ノイズキャンセリング性能と音質は明らかに向上していますが、折りたたみ機能の廃止は人によってはマイナスポイントになります。携帯性を重視するなら前モデルも検討の価値があります。
おすすめの人・おすすめしない人
こんな人におすすめ
- 最高峰のノイズキャンセリング性能を求める人
- 高音質で音楽を楽しみたいオーディオ愛好家
- 複数デバイスを使い分ける人
- 長時間の装着でも疲れにくいヘッドホンを探している人
- デザイン性を重視する人
おすすめしない人
- 予算を抑えたい人
- 携帯性を最重視する人
- 主に通話用途で使用したい人
- シンプルな操作性を求める人
購入時の注意点
正規品を選ぶ
人気商品だけに模倣品も出回っています。必ず正規販売店からの購入を心がけましょう。保証期間やアフターサービスの面でも安心です。
カラー選択について
ブラックとプラチナシルバーの2色展開です。汚れの目立ちにくさではブラック、上品な印象を与えたいならプラチナシルバーがおすすめです。
付属品の確認
キャリングケース、USB-Cケーブル、オーディオケーブルなどが付属しますが、購入前に内容物を確認しておきましょう。
まとめ
Sony WH-1000XM5は、確かに高価な商品ではありますが、その価格に見合う高い性能を持ったヘッドホンです。特にノイズキャンセリング性能と音質の両立は、他の追随を許さないレベルに達しています。
折りたたみ機能の廃止や通話品質など、いくつかの改善点はあるものの、音楽を高品質で楽しみたい方、静寂な環境で集中したい方には間違いなくおすすめできる商品です。
購入を検討されている方は、実際に店頭で試聴して、装着感や音質を確認してから決めることをおすすめします。きっと、その性能の高さに驚かれるはずです。